椿原ダム(つばきはらだむ)は、関西電力所有の発電専用ダムとして昭和28年竣工に完成した
堰堤高68.2m・堤頂長 201.7mの越流型直線重力式コンクリートダムです。
世界遺産に登録された合掌造りの家々が立ち並ぶ白川郷のある白川村にあります。
※平成20年6月7日 訪問
「閉鎖的なダム」との評価を受けるダム。
個人的に
椿原ダムにはとても良い思い出があるのでこの低い評価は残念でならない。

ダム湖側の堤体。
その先には東海北陸自動車道が見える。
椿原ダム天端の写真です。
ここは通常立ち入り禁止ですが監視所の当直の方に許可を頂き施設に立入る。
この日は週末ということで監視所には当直の方がお一人だけでした。
当直の方もカメラが趣味ということで1時間近くカメラ談笑させていただきました。
また、とても親切・丁寧にダムの説明をしていただきました。
普段なら他人様かお互いの存在すら知らない方々と出会い触れ合える。これぞ旅の醍醐味です。
「危ない場所でなければお好きにどうぞ♪」という有難いお言葉をいただきフリーに昇格。
よし、バンバン撮らせていただきます♪

堤端より下流
常用洪水吐きはこちら側にあるため、放流時の水は滑らかなカーブに沿って下流に流れるとのこと。

堤端よりゲート部、7門のラジアルゲートを有する。
昭和中期に建設されたダムによく見られる典型的な多門ゲートダム
常用洪水吐のクレストゲート2門はこの直下。

ダム湖側

ゲート常に備え付けの操作盤
昭和期のゲート放流はゲート常に設置の操作盤で個別にゲートを操作していたとのこと。
現在は監視所から9門全てを中央操作しているので、現在は何らかの緊急事態の際に予備として使用される。

堤端よりダム湖。
きれいな景観のダム湖ですが名称はありません。
椿原ダム貯水湖とでも言うべきか。

通常の撮影ポイントですが、木々に覆われダム堤体の全体は見えない。
ここでもベストな場所で撮りましたがこれでは閉鎖的なダムって言われてもしょうがないかも。

岐阜県
椿原ダム。
立地の関係、用途関係でどうにも閉鎖的なダムですが、東海北陸自動車道を通り富山方面に向かうトンネルを抜けた先に現れる巨大なダムの雄姿は息をのむほどに雄大で素晴らしいものでした。
出来ることなら中日本高速道路㈱さんと関西電力さんで強力して頂いて、岐阜県の新たな観光地にしていってほしいと思います。
椿原ダムは間違いなく岐阜県を代表する素晴らしいダムだと思いました。
地図はこちらをクリック→ (DamMaps・椿原ダム)