京都府 天ヶ瀬ダム

天ヶ瀬ダム(あまがせだむ)は京都府宇治市・淀川本川の中流部に建設され、昭和39年に完成した堰堤高73.0m・堰堤幅254.0mのアーチ式コンクリートダムで、国土交通省が直轄で管理し主目的の水力発電のほか洪水調節機能や不特定利水・上水道用水などの機能も持つ特定多目的ダムです。 ダム湖名は鳳凰湖(ほうおうこ)と命名され、有名な観光地である平等院鳳凰堂が近いことと、ドーム型アーチ式の天ヶ瀬ダムの堤体の形が羽を広げた鳳凰に見えることに因んで名付けられたとのこと。
2010年6月6日 訪問

5~6月ごろは来たるべき洪水期に備えて各地のダムは洪水調節の容量確保のためダム湖の水位を下げます。 訪問時はまさに水位調節中のためバッカンバッカンお水を出してました。 天ヶ瀬ダムの下流には橋がかかっていて眼前でその勢いを拝むことができます。

天端から
放流水の水しぶきで虹がかかっていました。 水がじゃんじゃん出てる放流口は確かハウエルバンカーバルブって言うんだっけ? ものすっごい迫力!

順等に天ヶ瀬ダムのダムカードもゲット♪ 本物をバックにパシャッ!!

職員さんに放流中は夜間もライトアップしていると情報を頂いたので夜間に再訪問してみました。夜間のダム訪問は今回初めてです。 妖しさと美しさを併せ持った姿に見とれてしまいました。

以前は夜間も天端は自由に行くことができましたが今は厳しく制限されています。 天端のライトは自殺防止用ブルーライト、後を絶たない投身自殺のための処置。

道中真っ暗でかなり怖かったけど高台に来てみました。 不謹慎ですが天端のブルーライトをとても美しいと感じます。 それは安らぎすら感じてしまうものでした。
人は過去や未来に悩み苦しみながら生きているものではないかと思う。 能天気なぐりぐりでさえスパッと人生終了すっぞ♪と思う時が何度もある。 でも、実感なくても自分という存在は必ず誰かの支えとなっています。
もろもろ忘れないでね♪
僕が訪問したダムの中で記憶トップ10の1つは京都の天ヶ瀬ダムです。
当時の記事は朝方訪問して夜に再訪問な体にしましたが 本当は逆です。
無計画訪問でしたから現地には夜遅くに到着し当然に辺りは真っ暗なのでとりあえず車中泊して朝になってから撮影しようと思ってました。が、 夜は永いものでなかなか寝付けずにいるとダム周辺の夜は本当に真っ暗闇ですから今度は周囲の闇への恐怖が襲ってくるようになってしまいさらに寝られなくなります^^; しばらくそんなのと格闘しているとしだいに聞こえてくるあの爆音。。。
ブブンッ!ブンブンブン~ッ!ブブブンブンブンブンーッ!!
京都の暴走族のみなさまの参上でございます。
暗闇の恐怖と孤独感にガタガタブルブルだった僕はその爆音にひどく助けられました。 天ヶ瀬ダムはそれほど山奥ではない場所にありますので暴走族のみなさまにも観光客にもアクセスが良いのかも。 爆音もほぼ怒られないような場所で爆音出しまくってるのだから京都の暴走族のみなさまは礼儀正しく暴走してるなーっと思いました。 京都の暴走族のみなさまから「お気張りやすパワー」をもらった僕はカメラと三脚を持って暗闇の中へ向かって行くのでした。 そんな感じで撮ったのが夜の天ヶ瀬ダムです。 夜の天ヶ瀬ダムは写真のように明るくライトアップされていませんから露光調整しています。 露光中の撮影者はボーっとしているだけなので珍しく思ったのか京都の暴走族のみなさまがちょいちょい話しかけてきてくれました。
暴「こんばんわ~!どうしたんですかー?」
ぐ「ダムを撮ってるんですよ~。ダムすごくない?」
暴「ん~、あ~!きれいですねー。」
当時は京都の暴走族のみなさまは良い人たちだなーっとは思ってましたが今になってその認識は少し違うことに気づきました。
深夜のダムでボーっとしてたら誰だって心配するから!
…うん。
2010年7月26日 公開
2017年3月28日 更新
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