山梨県 上来沢川ダム

1927年(昭和2年)に竣工した東京電力の発電用ダム 上来沢川(かみくりざわがわ)ダム
苔むした時代の流れを感じる堰堤でしたが、堰堤の老朽化が進んでいたため
昨年5月から今年2月にかけて大規模な改修工事が行われました。
今では苔もきれいに掃除され、改修・補修をされています。
平成8〜9年にかけて、ダム湖底のたまった砂を吐き出す装置である排砂路を
無許可で改修したことから国土交通省・関東地方整備局より河川法に基き、
平成18年11月からダムの使用停止処分を受ける。
また、その改修工事そのものも電気事業法の定める基準に適合しておらず、
再度の改修・補修が必要となる。
そんなこんなで最近ダム使用を再開することができたそうです。(たぶん)
なかなか小忙しいダムなのである。
訪問時は改修後でしたので、苔むした堰堤は観られませんでしたが
新しく生まれ変わったダムを堪能してきました。
改修前の写真はこちらからどうぞ→ (ダム便覧・上来沢川ダム)
では、一部始終をどうぞ♪

いつものように、道中はダートなのである。
んまぁ〜山なのでしょうがない。 ってか当たり前か。
考え方次第で悪路も楽しいですよ〜♪

道中ではこんな堰堤も観ることができます。
小規模ながら発電を行っている模様。

上来沢川ダム付近までくると車両通行止めとなる。
ここからは約15分ほど徒歩で進む。
例によって熊出没の危険があるため、無意味な鍵チャリチャリ攻撃を敢行。
ちなみに通行止めであり、立入禁止ではない。 ウヒヒ

ここは作業車以外はまず通らないんだろうな〜。

道中では割と大きな砂坊堰堤がいくつもあります。

道中は緩やかな上り坂なのでそんなに疲れない。
道は続くよ上来沢川ダムまで〜♪

道中、歩きに少々飽きてきたので水たまりをパシャリ。
山はあるのに無いk。。。(以下省略)

そんなこんなでダムに到着。
到着したのは朝7時30分頃なのでまだ堰体に陽があたりきってなかった。

さらに堰体に近づいてパシャッ。
改修工事で苔はすっかり掃除されてしまったけど張石作りの堰体を堪能。
堰体横の大穴がトラブルの多いシリンダーゲートからスライドゲートに改修された問題の排砂門。
てか、
今回は堰堤を見つけて下流の沢から進入、堰堤横の階段から登ると立入禁止の掛札を発見!。
一体全体どっちなのよ!?
(この場合は本当に知らなかったのでもしダメでも大目に、、、汗)

金網と有刺鉄線で閉ざされた堤頂部手前に立てられた看板。
唯一このダムの名称がわかるもの。
昭和90年3月まで許可済み。
平成を昭和に戻すと今昭和85年だっけか?
あと5年で更新である。
ちなみに補修前までは上来沢ダムでしたが今は上来沢川ダム
若干ややこしい。

越流部を眺める。
越流部分の真新しいコンクリート。
堰体の老朽化に伴う補修工事の際に切り下げられた部分である。
ここだけ観ると近代に作られたダムっぽいですね。
ちょっと不自然だけど、また何十年も経てば味が出てくるはず。
てか、けっこうお水いっぱいだったのね。
ぐりぐり、さっきまであの直下に居たよ。。。汗

水の流水路とダム越流部分、発電用水路の位置関係
流水部からはかなりの勢いで流入中、小武川から取水

ダム湖は上来沢調整池
溜められた水はきれいなエメラルドグリーンでした

近代土木遺産にもなっているダム 上来沢川ダム
たしかにまだまだ利用価値があるものは改修・補修し使用されるべきだと思います。
だけど、当たり前の事なんだけど、どこかもったいないな〜っと思いました。
昭和2年からずっと激動の昭和を見続けてきた上来沢川ダム
彼はその時代の流れの中で彼は何を思ったのだろう?
平成となった今、彼はまた平成の時代をここからそっと静かに見続ける。
ずっと遠くの時間の中でいつかまた此処に訪れ、
彼が観てきたもの、彼の思いを聞いてみたいと思った。
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