週末はダムに居るかもね♪

ブログは恥の書き捨て。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

アーチ式コンクリートダム

アーチ式コンクリートダムはコンクリートを主要材料として使用し、アーチ止水壁にかかる水圧を両側面の岩盤で支える型式のダムで、略してアーチダムともいう。

アーチ式コンクリートダムは、両側面岩盤の強固な地点に適用できる型式。コンクリートの使用量が少なく、重力式コンクリートダムに比べて工費圧縮が可能で経済性に優れる。

アーチダムには様々な亜型があるが、最も多いのは下流側に湾曲したドーム型アーチ式コンクリートダムである。形状が複雑で設計が難しいが、最も少ないコンクリートの量で建設でき、これが現在まで続く主流のアーチ式コンクリートダムの基本形となっている。この他にも放物線アーチや湾曲していない円筒型などがある。

アーチダムの建設には、莫大な水圧に耐えられるだけの強固な両側基礎岩盤の存在が絶対条件であり、建設可能な地点は限定される。フランスのマルパッセ・ダム決壊事故では基礎岩盤の強度が不十分であったことが原因とされている。これを受けて黒部ダムでは両側にウイングを設けて水圧に耐えられるようにした。亜型として複数のアーチが連なるマルチプルアーチダムや、重力式コンクリートダムの特徴を併せ持った重力式アーチダムがある。

洪水吐き(こうずいばき)については、ほとんどのアーチダムに常用洪水吐き(非洪水時・小規模の洪水時の放流設備)が備えられており、ダム堤体中央部に2~3門のゲートを設置し放流を行う。スキージャンプ式の洪水吐きをダム両側に備えるもの、山腹に洪水吐きを設けダム自体は洪水吐きを設けない非越流型もある。また、非常用洪水吐きについては自然越流・ゲート放流を含め中央越流型洪水吐きが多く採用されている。

日本では三成ダム(斐伊川・島根県)が河川法上の規定によるダムとしては最初のアーチ式コンクリートダムであるが、大正時代に旧・武蔵水力電気(東京電力の前身の一つ)が埼玉県に建設した浦山堰堤(堤高14.0m。現在は浦山ダムに水没)が日本初のアーチ状堰堤建設例とも言われている。小堰堤まで含めれば青森県にある大湊旧海軍水道用堰堤が、現存する最古のアーチダムということになる。

日本で最初の高さ100mを越える大規模アーチダムは上椎葉ダム(宮崎県)である。現在のアーチ式コンクリートダムで見られるオーバーハングした3次元的形状が取り入れられた最初のアーチ式コンクリートダムは殿山ダムが最初である。その後アーチダムの研究が活発化するに連れ盛んに建設されるようになり、昭和38年に完成した黒部ダムは日本最大のダムとして日本のダムの歴史に燦然と輝いている。ダムの形状としては美しい外観を有していることから観光地化しているダムも多い。

強固な岩盤を有する峡谷に建設されることから同一河川に集中して建設されている例もある。近年は建設に適する地点が極めて少なくなり今後この型式で建設される可能性は極めて少ないものと考えられる。

アーチ式コンクリートダム例

長野県 稲核ダム(いねこきダム) 昭和44年 竣工


長野県 水殿(みどの)ダム 昭和45年 竣工


長野県 奈川渡(ながわど)ダム 昭和44年 竣工


※本文はフリー百科事典『ウィキペディア』より引用し一部補正しています。
関連記事
スポンサーサイト

| ダムの形式いろいろ | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://gurigurisama.blog42.fc2.com/tb.php/264-47b5025e

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT