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ブログは恥の書き捨て。

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-SILVIA- レイジの青春と白露のけじめ


-SILVIA-
レイジの青春と白露のけじめ


-第1話 「弾丸レイジ」-

やあ!俺は名はレイジ!
高校のみんなは俺のことを弾丸レイジって呼ぶのさ!
なぜかって?ダチの間で「魔のコーナー」と呼んでるあの3丁目のハードコーナーを俺だけがノーブレーキでクリアーできるからさ!
あのコーナーを制するには度胸も大事だけどやっぱりテクニックが重要さ!
車の免許?はぁっ!? そんなの高校生が持ってるわけないじゃん!
じ・て・ん・しゃ!
まあみんなには内緒にしてんだけど今日から仮免教習に入ったんだ。
あともうちょっとさ!俺、免許取ったら乗りたい車があるんだ。
え?乗りたい車は何だって?
まったくアンタは聞きたがりだなー、しょうがない特別に教えてやるよ!
SILVIAさ!
早く免許を取って金貯めてSILVIAに乗る!そして、
弾丸王に俺はなるっ!!
(じゃーん!ちゃららら~♪ ←エンディング曲的な何か)


-第2話 「時、そして」-

あれから7年の時が経ち、俺は25歳。
学生の時に無理やり免許を取ったけど、SILVIAどころかずっと車には乗っていない。
高校卒業間近に親父が蒸発しちまったんだ。
家計は一気に苦しくなり俺は母を支えるため大学をあきらめて働きに出た。
心配ないとおふくろは言うが弟たちはまだまだ小さい。
おふくろ一人の収入だけで食べさせていくのは無理だろう。
俺はまかないのある仕事を選んだ。少しでも食費を抑えるためだ。
店長とはサラダの盛り付けについて何度も激しくやりあったが、たまに見せるやさしさに何度も助けられた。あの人はきらいじゃない。
夢の停止した時間は数年続いたがようやく弟たちもバイトできるようになりおふくろを支えられるようになった。
そろそろ夢を動かしても良いと思った俺は仕送りをしながら少しずつ金を貯めるようにした。
夢を動かし始めた俺の心は軽くなったのか、職場でいつもサポートしてくれるスミレに好意を持ち、やがて俺たちは付き合うようになった。スミレは両想いだったことを後に話してくれた。
貯めた金は少ないが少しのローンを足せば夢のきっかけを掴めるところまで来た。
俺は念願だったSILVIAをようやく手に入れた。
走行距離110,000キロで内装も外装も酷い中古だがこいつは俺がずっと憧れ続けたSILVIAだ。
だいぶ古ぼけてしまったけど、記憶(おぼ)えているかい?
弾丸王に俺はなるっ!!
(じゃーん!ちゃららら~♪ ←エンディング曲的な何か)


-第3話 「見知らぬ天井」-

SILVIAを購入(て)にした俺は仕事が終われば走り続け、寝ずにそのまま仕事に向かっていた。
俺は興奮していた。燃えていた。
1日目。
2日目。
3日目。
・・・・そして、それは10日目の出来事だった。
(キキーッ!がーんぐしゃぐしゃ~どんがらがっしゃんあっちょんぶ○け!ひゃっはー! ←効果音的な何か)
・・・・目を覚ますと見知らぬ天井が俺の眼に映った。
ここはどこだ?なぜ俺はここ・・
刹那、全身の激い痛みが考える隙を与えてくれない。
「レイジ!?」「あああ!レイちゃんっ!!」
この声はおふくろとスミレ?なぜここに居るんだ?
全身の痛みに少し慣れようやく状況を把握することができた。
俺は事故をしたんだ。
そして理解した。SILVIAを失ったんだ、と。
どうやら数日意識がなかったらしい。
おふくろとスミレは意識のない俺をずっと見ていてくれたらしい。本当に申し訳ない。
病院の先生からもう大丈夫と声をかけられ明日また来るよと俺に言い残し二人は帰って行った。
なんだかようやく一人になれた気がした。
この眼から流れる涙は全身の痛みからではない。
愛車(とも)を失った悲しみからだ。俺はとんでもないことをしてしまった。
(じゃーん!ちゃららら~♪ ←エンディング曲的な何か)


-最終回 「我 愛車 SILVIA ここに眠る。」-

あの出来事から数年が経った。
今さら思うことだが保険代理店の方に進められてしっかりとした補償の自動車保険に加入してたのでお相手様へしっかり償うことができたし私も万全の補償を受けられたので本当に良かった。しかし保険料はハンパなかった。
あの出来事は私にいろいろな事を学ばせてくれた。
SILVIAに申し訳がないという思いが私にあの場所に行くことを躊躇させていた。
しかし今日はけじめとしてこの場所に来た。
あの時とここの景色はちっとも変わらない。SILVIAよ、どうか安らかに眠ってください。
SILVIAへの想いを記してこの場所に残します。

我 愛車 SILVIA ここに眠る
10日間だったけどとても楽しかった Thank you  H2.9.11


私の今の愛車はワゴンタイプのファミリーカー。
私の横の愛妻スミレのお腹には新しい命が宿る。
大切に育てよう。
男の子でも女の子でも名前はもう決めている。
え?決めてる名前は何だって?
まったくアンタは聞きたがりだなー、しょうがない特別に教えてやるよ!
SILVIAさ!そして、
お父さんに俺はなるっ!!
(ちゃらりらぽ~ん、ちゃらららら~♪ ←最終回の特別なエンディング曲的な何か)



イタズラ書きは犯罪です。


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